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一休み: 片付け続く

転勤が決まってもう十日もたつというのに、相変わらずやっていることは片付けばかり。ほとんど荷造りや手続きやらに手を付けられないでいる。
それほど片付けが得意な方ではないというのは自認しているが、実は結構きれい好き。なのになぜ毎日毎日こんなに片付けをして、それでも片付かず、ちっとも手伝ってくれないオットに文句ばかり言っているのだろうか、とふと立ち止まって考えた。

当たり前のことだったのだ。

結婚前、オットの部屋は完全な「汚部屋」だった。オット友人が非常に好意的に述べて曰く、「男の居心地の良い部屋」。
足の踏み場はなく、座るところはこたつの前ひとところだけ。6畳6畳4畳半に10畳近いリビングの3LKという、一人暮らしの男性には広すぎる家に住みながら、家中本とまんがとCDとがらくただらけ。
4畳半は完全に開かずの間と化し、床の上も物入れも、雑多なものや本、とうの昔に賞味期限の切れた缶ビールや腐ったみかんのミイラなどが散らばって、窓までたどり着くこともできなかった。
奥の6畳は万年布団に、小さなたんすの上に積み重ねられた洗濯して干したままの形の着替えの山。引き出しの中はほとんど何も入っていなかった(笑)
手前の六畳には、使っていない、ぼろぼろにすり切れたソファー。
ベランダには泥まみれのタンブラーや純製品の錆だらけの車のマフラー。
台所の流しの上下の物入れの扉は常にフルオープン。トイレや風呂も同じ。
付き合い出してすぐから、結婚した7月まで、ほぼ毎週毎週週末、わたしは夫の家に通い、毎日毎日何時間も、不用品の処分、片づけ、掃除に明け暮れた。腰を痛め、手は荒れ、それは大変な生活だった。
挙式前に自分の荷物を運び入れる準備で、妹と彼氏(現在の夫)が手伝いに来てくれた。ハウスクリーニングのバイト経験者である義弟は、たばこのヤニに染まった部屋の壁やエアコンをきれいに磨き、完全にばらばらになったパズルのようなCDとケースを懸命に合わせてくれた。
その間、オットは何をしていたか?
ほとんどの間、仕事に出ていて、たまに家にいる時は、粗大ごみを運んだり、がらくたを箱詰めしていたくらい。

考えてみれば、そういう人を選んで、結婚したのは自分だったのだ。
結婚したからといって、自分の望む通り、部屋をきちんと片づけたり整えたりしてくれるわけがない。
子どもが産まれるまでは、たとえ忙しく働いていても、わたし自身が部屋を片づける余裕が残っていた。今はそれが失われているだけなのだ。

そんなわけなので、部屋が片づかないからといって、イライラするのはやめることにした。
そのかわり、どんなに部屋が散らかっていても、オットには自分の過去を振り返ってもらい、一言も文句を言わせないと、固く決意したのであった(笑)

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コメント

とりあえず友人として謝っておこう。そんな子に育てた覚えはないけれど、そういえば皆にかたずけろと言われすごすごする後姿を思い出す。本人が聞いたらそんなのうそだというかもしれないが・・。まー、細かいことを気にしないのは男の性格。それが男。the男。やるときはやるっ。・・・はずないか。引越しがんばれーーーーつ。うちのだんなも気にしない人ですが4人もサルがいるとしょうがないのかここ最近アライグマと呼ばれています。食器洗いと洗濯に忙しいらしい。

投稿: 銀粉 | 2005.03.12 00:37

コメントありがとう。少しは慰められます(笑)
まあ、自分1人じゃできないし、頑張ってもらいますわ。
もう少し操縦法に熟練したい今日この頃……

投稿: luna | 2005.03.13 23:23

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