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「海の底」

今、横須賀が巨大ザリガニに襲われてますので、忙しくて更新できません(^^;

……撃退されましたので、あとで更新します(笑)





有川 浩著
メディアワークス (2005.6)

はい、更新します。
これは、読む価値は十分ございます。
瑕疵はあります。いろいろと。
でも、完成度は高いし、読ませる部分も多いし、そして何より面白い。久しぶりに読み終わった途端に始めから読み返したくなる作品に出会いました。
ただし、今回は読み直す暇が無かったので(オットに読ませて、予約が入っているので即座に図書館に返却)いっぺんきりです。

以下、激しく?ってほどじゃないが、ネタばれします。


舞台は横須賀、米軍基地、そしてその中の海自の潜水艦あたり。
海からはい上がってくる巨大ザリガニ(様生物)の群れは、人を襲ってむさぼり食います。
逃げ場を失って、潜水艦に逃げ込むことになる子どもたちと自衛官二人。
機動隊、警察、行政、自衛隊、ネット掲示板、密室劇、地域社会、オタク社会、研究所、友情、恋の姿いろいろ、親子関係、その他その他。
読ませどころはたくさんあります。でも、もっとじっくり力技でねっとり読ませる、同じような要素をもった優れた小説はほかにもたくさんある。
ただ、それのどれも、こういった独創的な組み合わせではなかったのです。

マスコミの書き方はなんか??一方的?で、米軍の動きに食いつく、帰国子女かなんかの新聞記者あたりのエピソードでもあれば面白かったのに。他人事の人々を描く方が、関係者の神経を逆なでする取材をするマスコミを戯画的に描くよりも面白いのにな、とも思いました。
あと、問題の母親の描き方も……うーむ、悪者にしすぎかなあ。
喘息の子の母の姿はかなり痛かったです。でも、ほかにどうすれば?
母が身を挺して行くだけなんですがね、ほんとは。

真保さんの小役人シリーズのファンとしては、またこういう作品が読めたらうれしいなと思ったりして。
前作「空の中」よりわたしはこっちの方が好きです。

女性の作者、ぜひぜひ、今は女性の少ない分野で女性が当たり前のように活躍する物語をたくさん書いてください。
わたしの友人(女性)には、防衛庁の技官も警察キャリアもいます。
新聞記者も、テレビマンも、医師も、けっこうたくさん。
まだまだ少ないけど、みんな頑張っています。
わたしも頑張らなくちゃ。
……って、この話になんの関係が(^^;

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